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肩こり

顎のずれによって肩こりが起こるしくみを調査。顎関節症の治療が肩こりの改善に役立つ理由を説明しています。

肩こりも顎関節症の一症状

顎関節症が肩こりと関係があることは、あまり知られていません。

肩こりの原因は、筋肉がこわばって硬くなることからくる血行不良。筋肉が緊張する原因は、猫背など姿勢の問題や、眼の疲れ、運動不足やストレスだと考えている人も多いでしょう

もちろんそういった面も大いにあります。

しかし、それだけではなく、顎関節症を引き起こす「顎のずれ」が肩こりに大きく関わっているのです。

肩の痛みやこわばりといった症状に、マッサージや整体などで対処している人も多いでしょう。しかし、こうした療法はその場はよくなってもすぐに戻ってしまいますし、もみ返しが来てさらに痛くなってしまうこともあります。

かたくなった筋肉を無理にもみほぐすと、やり方次第では筋組織を痛めてしまいます。これがもみ返しの原因。つまり、肩を直接触らないで治療できればベストなのです。

顎のずれが肩こりを引き起こしている場合は、顎関節症の治療を行なえば、肩に触れずに、長期的に肩こりの症状を和らげることができます。

あごのずれが過緊張を起こすしくみ

顎関節症の人の肩こりはどのように起こるのでしょうか。

顎関節症は、上あごと下あごの咬み合わせが、前後または左右にずれていたり、深すぎたりすることから起こる問題です。

咬み合わせが悪いと、顎のちょうつがい部分にある、ものを噛むための筋肉(咬筋)が伸びてしまいます。

脳は、伸びた筋肉をたるんでいると解釈し、縮めようとして、緊張させるような指令を送ります。咬筋だけが縮めばよいのですが、指令はどうしても全身にいきわたってしまいます。

こうして肩の筋肉が過緊張を起こし、血流を阻害するために、肩こりが起こるのです。

このような過緊張は、小さなずれでも起こることがあるので、顎関節症の自覚症状がない人でも、肩こりを悪化させている場合があります。

左右のずれも大きな原因に

左右の咬筋がずれると、首・肩の筋肉も同時にずれてしまい、ゆがみが生じます。

首は約10kgもある頭を支えています。首が曲がっていれば、頭も傾いてしまいます。そうなると非常に危険なので、首や肩を緊張させてなんとか頭を支える、という状態になります。

こうして肩こりはさらに悪化してしまうのです。

顎関節症の治療によって顎のずれが改善されると、首がまっすぐになるので、頭の重さが首・肩にバランスよくかかるようになります。

慢性的な肩こりを持っている人は、顎の痛みがなくても、いちど顎関節症の専門医に相談してみるとよいかもしれません。

ただし、長年にわたって首が曲がったままだと、軟骨が変形してしまい、完全にはまっすぐにならない可能性もあります。治療は早めに始めたほうがよいでしょう。